古田敦也2000本安打達成試合
古田敦也、言わずと知れた燕の要である。 |
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この日2打席凡退の3打席目。 誰もがこの瞬間を固唾を呑んで見守った。 |
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一瞬の沈黙の後、球場内には歓喜の声が舞い上がった。 古田の打球はサードの新井のグラブをはじいて、ファウルグラウンドに転がる。 古田曰く『新井のグラブに当たったんでエラーかどうか気になった』 ヒットを示す「H」マークを確認して、二塁ベースで満面の笑みをこぼした。 |
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ヤクルト側・広島側、それは関係なかった。 その場の誰しもが歴史的瞬間を讃え、目に焼き付けた。 |
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試合を中断してのセレモニー。チームの皆が古田の元に駆けつける。 そして、記念ボールには自らサインを加え、2000本安打・松山と書き、右翼スタンドに投げ入れた。『自分で保管する気はなかったですね。お客さんに喜んでもらえれば、それでいいです』
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■新聞記事 以下『』内はスポニチ2005年4月25日を抜粋。 『ヤクルトの古田敦也捕手(39)が24日の広島戦(松山)で、6回に大竹から左翼線二塁打を放ち、プロ16年目で史上32人目の通算2000本安打を達成した。捕手での大台達成は前ヤクルト監督の野村克也氏に次いで2人目。大学、社会人を経てプロ入りした選手では史上初の快挙となった。昨年の球界再編問題では労組・プロ野球選手会の会長として2リーグ12球団制維持に貢献した「闘う選手会長」が大きな勲章を手にした。
「早く終わらせて優勝争いをと思っていましたが、今は気分いいですね。みんなが二塁まで来てくれるとは。うれしさ半分、恥ずかしさ半分」 待ちに待った一打は、父・英夫さん(71)の故郷で生まれた。6回の第3打席。大竹のスライダーを三塁線へはじき返した。その打球が新井のグラブをはじく。ファウルグラウンドへ転々とする間に二塁へ到達し、電光掲示板を振り返って「H」のランプを確認した。この一打からチームは勝ち越し。記念の安打が勝利に結びついた。 生みの苦しみを味わった。あと16本で迎えた今季は開幕から21打席無安打。開幕戦の夜。「打てる気、せえへん。バント安打でもしようかな」。直前の風邪で下半身に力が入らず、思いつめていた。7日の中日戦で今季初安打。14日の横浜戦後には深夜、フラリとテレビ朝日を訪問した。玄関には、安打のシーンを収めた約1900枚の写真パネル。原点を思い起こし、あと2本と迫ってからの10打席足踏みも気力で耐え抜いた。 偉業達成にヤクルトファンだけでなく、多くの広島ファンからも温かい拍手が注がれた。誰もが記録の重みを分かっていた。「調子が悪い時、ケガもしたり、いろんなことがあったんですけど、一番はファンの声援。本当に感謝しています」。昨年は労組・プロ野球選手会の会長として再編問題に立ち向かった。昼間はスーツ、夜はユニホーム。須藤ヤクルト広報は「昨年は1日も休みはなかった」と振り返る。 史上初のスト決行を決めた昨年9月17日の夜、テレビ番組でファンへ涙の謝罪。その男泣きから7カ月がたった。「たくさんのファンに支えられてきたので、(記念ボールは)僕がリビングに飾って見るより、喜んでくれるんじゃないかな」。98年オフに会長の座に就いてすでに7選。労組の仕事をこなしながら1本ずつ積み上げた記録にファンは感動したのだ。 大卒、社会人を経てのプロ入りでは初の名球会入り。ベンチ裏では打撃投手、用具係ら裏方全員と握手して、試合終了から55分後、約2000人のファンがつくった花道を通って帰途についた。「2000本は通過点。サラリでもないですけど、次の目標に向かって。2001本目を打つことです」。たくさんの「ありがとう」を経て、古田がまた器の大きな男になった。 2000本安打の記念球をゲットしたのは岡井生記さん(39)=松山市、自営業=だ。右翼スタンドの中央で待ち構えていると、上から落ちてきたそうで「こんな幸運は2度とない」と大感激。古田と同世代で昨年の球界再編問題で「自分も働いているんで古田さんに共感したし、人間的にも素晴らしい人です」と熱烈な古田ファンになったという。試合後には古田に直接対面「ボールをあげたい人がいるなら」と渡そうとしたが、そのままプレゼントされて「大事にします」と喜んでいた。』 画像は2005年4月25日スポルトを管理人がキャプチャしたものです。 著作権・肖像権などの上で問題があればご一報下さい。早急に対処致します。 なお、利害関係のない第三者からの忠告は受け付けておりませんので、ご了承下さい。また、このキャプチャ画像の二次使用もご遠慮くださるようお願い申し上げます。 |
yasu | 記念試合・イベント | 2005年06月26日 | トラックバック(0)
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