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shinobi -忍- 映画感想

今日、映画『shinobi』を見た。

山田風太郎の代表作『甲賀忍法帖』を映画化したものである。
元々、この原作の人気の高さには定評があったのだが、2003年から2004年にかけて、ヤングマガジンアッパーズという雑誌において、『バジリスク』の名で漫画化された。これの人気を受けての映画化であろう。因みに、漫画を描いているのは『せがわまさき』という作家らしい。

私もこのバジリスクに魅了された1人である。和製の『ロミオとジュリエット』、そんな雰囲気がこの作品には多聞に込められている。

憎み合う『甲賀』と『伊賀』という2つの忍者の里。それぞれの統領の孫として生まれた『甲賀弦之介』と『伊賀の朧』の2人は部族の枠を超えて愛し合っていた。しかし、幸せもつかの間。大御所・徳川家康の命により、甲賀と伊賀は殺し合うことになる。

愛しているから戦いたくない。無益な殺生は避けたい。そう思う弦之介と朧ではあったが、甲賀・伊賀双方の争いは過酷さを増すばかりで、それぞれの仲間が殺されていく。仲間が殺される悲しみ、その一方での愛情。彼らは葛藤を抱きつつも戦場に赴くことになる。

『忍』。影の世界に生き、戦国の世において人でありながら、武器として扱われた人々。その切なさ・忍としての誇り・対立する忍者の里への憎悪、様々な感情が交錯しながらストーリーは展開していく。

基本的な展開としては、中国映画『HERO』のようにワイヤーアクションをたくさん使用し、それでいて忍者特有の術をコンピューターグラフィックで幻想的に見事に描写されている。それぞれの里の忍者がぞくぞくと戦い死に行くので、展開としてはスピーディで見るものを飽きさせない。それでいて、物語の本質は『ロミオとジュリエット』的な心の葛藤を描いたものであるから、単純なアクションとは分類できない。

個人的には、『バジリスク』を読んで予備知識を備えた上で映画を見ることをすすめる。登場人物やストーリー展開・時代背景などが、展開の速さゆえに理解し難い可能性もあるからだ。

キャスティングも朧に仲間由紀恵・弦之介にオダギリジョーと、売れていると同時に実力派で固め、漫画とは違った魅力を放っている。

ジャンルに分けようもない名作、ぜひ見てほしい。

yasu | 雑記2005年09月24日コメント(0)トラックバック(0)

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