他のブラウザの大部分の共通の利点はセキュリティの向上である。というのも、IEは市場シェア率が圧倒的に高いので、ウィルスなどの被害にもあいやすくセキュリティ上の問題があるからだ。他のブラウザを使えば、IEのセキュリティ上の欠陥に無関係なので少し安心できる。

IE以外にも、有名なものとしてはNetscape NavigatorやMozillaなどがあるが、ここではそれ以外の注目のブラウザを長所・短所と共に紹介しよう。

■Firefox■
今人気上昇中のタブブラウザ。一番の特徴は拡張機能の高さ。いろいろな機能をインターネット上からインストールして使うことができる。マウスジェスチャや RSS機能など、その種類は豊富。欠点としては、デフォルトの段階では機能が特別多い訳でなく、カスタマイズに手間取ること・拡張機能の多くは英語サイトが多いことなどから、初心者から敬遠されそうな点である。

■opera■
数年前、IEとNNに続く第三のブラウザとして話題をわかせたタブブラウザ。非常に軽いブラウザで、デフォルトの状態でマウスジェスチャ機能が搭載されている。初期設定での使いやすさはoperaが抜きん出ている。カスタマイズもかなりできるが、Firefoxほどの拡張性はない。また、無料版だと広告がつくこと・version7の段階ではRSS機能がないこと等が不満点だが、今後に期待したい。

■Sleipnir■
IEベースのタブブラウザ。IEをベースとしているため、 Firefoxやoperaで見れないIEユーザーしか想定していないようなページの閲覧が可能。その分、セキュリティに不安もある。マウスジェスチャ搭載・拡張性の高さなども評価でき、更に純国産ブラウザなので、最新版が日本語というのも嬉しい。ただ、上級向けブラウザと謳っているだけに、初心者は手間取るかもしれない。